SDGsシューカツ解体白書とは「就職活動にまつわるZ世代の本音」を集計、分析する意識調査のことです。
わたしたちSoZo株式会社と、法政大学、関西学院大学の有志の学生による産学協同プロジェクトで、今年で3回めを迎えます。
2022年度は600人以上が、2023年度は1,129名が回答し、名だたるメディアにも取り上げられた実績があります。
メディア掲載実績:
【日経BizGate】 「SDGs」が共通言語 Z世代が就活で重視すること
【日経BizGate】 「ジェンダー平等」への関心に性差も Z世代の本音は
【MarkeZine】Z世代は働き方に「自分らしさ」を求める、他人のワークライフバランスと平等も重要【SoZo調査】
【ITmedia ビジネスオンライン】企業選びで重視するポイント 2位「サービスや商品の将来性」、1位は?
【NewsPicks】「自分らしさ」を極めるキャリア開拓術とは?
【朝日新聞SDGsACTION】Z世代が選ぶSDGs企業は? 理想の働き方も調査 法政大生らのプロジェクト
1,000を超える回答を、どうやって集めてきたか?
回答を集めるのは、現役大学生のプロジェクトメンバーです。この活動に賛同したメンバーが毎年集まって、成功体験も失敗もシェアしながら、目標の回答数に向けて、一丸となって動いています。
プロジェクトメンバーとブレストを重ねながら質問内容の見直しを行ったり、調査結果を集計したり、導き出された仮説を分析していきます。企業の方を招いて調査結果の発表を行ったりと、サークルやアルバイトではできない経験を積むことができます。
回答を集める過程では広報活動も大切です。Instagramの活用や、SoZoが運営するメディア『ツヅケル』での記事執筆などにもプロジェクトメンバーは取り組んでいます。
2023年度のプロジェクトメンバーに、この活動をして何を得られたかを聞いてみました。
●本プロジェクトの結果をプレゼンテーションする機会がありました。その時に「企業の方はZ世代から何を聞きたいんだろう」と聞き手が社会人であるという初めての経験だっただけに、新しい挑戦だったと思います。その中で、プレゼンテーションで相手が知りたいことを想像しながらプロジェクトの結果、考察を伝える力を身につけることができ、社会人相手にディスカッションやスモールトークを行う機会を得られたことも非常に貴重な経験を得ることができました。
●自分の考えを人に伝える力が得られたと思います。たくさんの話し合いを通して、人に意見を伝える場面が多く、最後には企業さんに向けて自分たちの考えをプレゼン発表として伝えました。どのように発言したら良いのか、どのようなプレゼンテーションを作れば伝わりやすいかを考えていくことでこの力がついたと思いました。
●行動力、ものごとを俯瞰してみる能力
●自分たちの声には価値があるという確信です。それと同時に、自分たちの声を具体的に伝えることができれば自らの手でどんどん働く環境を変えていけるという手応えを得たと思います。
●当プロジェクトに2年参加して、「人前で億さず話す力」が身につきました。私はこのプロジェクトに参加するまで「人前で話すのが苦手・グループのまとめ役が苦手」だったため、受け身で動いていることがとても多かったです。ですが、この活動では「自分は何を考えているのか・相手にどう分かりやすく説明するのか」を求められる機会がとても多く、今ではどんな場面でも(もちろん緊張することもありますが)不安なく話す・説明することができるようになりました。
●「どうしたらアンケートに答えてもらえるか」アンケート回答が伸び悩んだ際に相手の目線に立って広報を行うことで、広報力や交渉力を高めることができたと思います。
●学生のうちから、企業の方と共にプロジェクトを進める経験ができたことは、財産になると思います。
●他のZ世代の価値観を知れたのはもちろん、企業の方やSoZoの方の意見、ギャップなどを知れたのが、これからの就活においてとても有利な知識であると思う。このようなプロジェクトを行わないとできない唯一無二の情報が知れたのがよかった。また、アンケート調査の裏側やプレゼン作成の技術を磨けたこともよかった。
●同じ関心を持つ仲間と繋がれたことです。このアンケートの大きなテーマであるSDGsや就職活動について、友達との会話ではなかなか深掘りすることがなかったため、貴重な機会を得られました。また、自信がつきました。分からないことばかりの状態から、約1年間長い期間をかけて取り組んできたものが調査結果という具体的な形になり、大きな達成感がありました。
このプロジェクトに参加してよかったこと、辛かったことなど、先輩メンバーに語ってもらいました!生の声をぜひ聞いてみてください
このプロジェクトに参加を検討している人たちへ。先輩からのアドバイス
●普通の学生では経験できないことを経験でき、強いガクチカになります。
●長期間で多くのことを経験でき、長期でやってきたからこその達成感が得られます。さまざまな経験がしたい方はぜひ挑戦してみてください!
●社会人の方々とかなり近い距離感で関わることができる点はとても魅力的です。活動は一回の質が良く、毎週のようにミーティングがあるわけではないので、学業他との両立もしやすいです。同じビジョンを持つ仲間と一緒に、新しい体制でスタートダッシュを切れることを楽しみにしています。
●「企業の人とのプロジェクトってなんか厳しそう」「みんな意識高そうでついていけるか不安」などの理由で迷っている方がいたら、参加することをおすすめします。SoZoの方が手厚くサポートしてくれますし、メンバー全員で協力して取り組む雰囲気がしっかりできています! なんでも気軽に相談して、是非このプロジェクトを通して自分の成長を実感してください!
●アンケート結果を集めるのは大変だけど積極的に行動していってほしいです。
●SDGsに関して同じ世代の人と話す機会は、授業以外あまりないのではないかと思います。しかし、SDGsは日本国内の企業はもちろん、世界でも重要視されている事柄になっています。このプロジェクトを通して自身の就職のことを考え直したり、同じ世代がSDGsにどのような関心を持っているのかを知れることは非常に興味深いです。ぜひ参加してみてください!
●日本社会にユースの声を届けたい人や、SDGs についてしっかり取り組んでみたいけどなかなかいいものが見つからない人は、ぜひこのプロジェクトに参加してください。
●SDGsに以前から興味があったものの、自分で何か行動を起こしたことはありませんでした。大学生になりこのプロジェクトを見つけ、同じような興味を持つ仲間となら自分にも出来そうだと思い参加を決めました。とてもやりがいがあり、学びの多いプロジェクトなので、新しい仲間とともに活動できるのを楽しみにしています!
●SDGsや就活などと聞くと難しそうだなと思うかもしれませんが、サポートしてくれる人がたくさんいるし、それぞれにあった活動ができます!なにより自分の考えや学びを深めながら、みんなで協力してひとつのものを作りあげるのは楽しいです!ぜひ一緒に活動しましょう!
SDGsという言葉が生まれてから、早くも10年が経とうとしています。2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標が掲げられ、世界では様々な変化が起こっています。
以前は当たり前のように使われていたプラスチック製のストロー。これらを使い続けることは、SDGsの目標12、目標14に抵触すると考えたことから、紙ストローは生まれました。ここで重要なことは、紙ストローという今までなかったプロダクトが生まれた=新たなビジネスが生まれた、ということです。
Z世代のみなさんは経験のないことですが、かつて日本経済は世界をリードしていました。しかしながら、バブル崩壊後、日本経済は衰退。2000年代に興ったIT化の波に乗ることもできず、世界の上位にランクインできる企業は残念ながら存在していません。
SDGsは新たな価値であり、そこにはたくさんのビジネスチャンスが眠っています。Z世代の皆さんがこれまでの学生生活で当たり前に学習してきたこと、身についていることを、企業は今必死になって吸収している、あるいは未だ吸収すらできていない状態なのです。
企業の使命のひとつは持続可能な状態を維持することなので、常に人材を必要としています。特に新卒採用は企業が力を入れてる=お金をかけて取り組むことのひとつ。
だからこそ、Z世代のリアルな声を届けることが重要だとわたしたちは考えました。みなさんの思っていることや考えていることを企業に伝えることは、日本企業が本気で「変わる」ための大きなきっかけになるはずです。
君官宙
法政大学
経営学部2年
斎藤日向子
法政大学
国際文化学部2年
佐々木美澪
法政大学
国際文化学部2年
辻航士郎
法政大学
GIS2年
藤田もも
法政大学
GIS2年
山本 葵
法政大学
人間環境学部 4年
山本 汐莉
法政大学
人間環境学部 3年
SoZo株式会社は、「ビジネスマンのためのSDGs」事業として、ESG・SDGsの分野における研修事業(eラーニング)や、「ツヅケル」というメディアを運営しています。その他、ブライダル業界でのWEB担当者向けeラーニング「SOZO集客大学」など、一貫して人の「学ぶ」を科学し、個人、企業、そして日本の成長に寄与しています。
2022年に法政大学SDGs+(プラス)プロジェクトの協力のもと、法政大学の現役学生たちと産学連携プロジェクト「【Z世代】SDGs シューカツ解体白書」をスタートしました。2023年からは関西学院大学の学生たちも加わって、学生を対象にした現役学生の「就職活動にまつわるZ世代の本音」を調査しています。
法政大学が主催する「次世代のSDGs人材の育成」を目指すためのプラットフォーム法政大学SDGsパートナーズにも加盟しています。