連載掲載:2016年8月
-このところFacebookやInstagram等、ソーシャルメディアに対するブライダル事業者の関心は高まるばかり。
私のところにも多くの相談をいただいています。
というのも「ページ開設はしたもののフォロワーが伸びない」「効果が実感できない」そんな事業者さんが後を絶ちません。
SNSは日々多くの投稿を行ってこそ、という側面もあるため効果が実感できないと手間がかかる分、徒労感ばかりが漂ってしまいます。
今回はその対策術についてお話します。
-ブライダルと比較的相性がいいと言われるFacebookとInstagram。
その違いを理解しているでしょうか?まずFacebookのつながりはリアルな人間関係をそのままWEB上に持ち込んでいると言われています。もちろん企業ページに「いいね!」をするという行為もありますが、日常的に使用する目的は主に「友達の日常を知る」「自分の日常を友達に報告する」というものです。
これに対してInstagramは友達ともつながりますが、
興味関心が似ている人やその道のプロ、憧れの人とも積極的につながっていきます。「見ず知らずのオシャレな花嫁をフォローする」という行為がユーザー同士で行われているのもこのためです。
では企業に対してはどうでしょうか。
企業もまた同じ状態で「オシャレな事業者」を情報収集目的でフォローします。この「オシャレ」を判断するの基準は写真・あるいは動画です。
要は実際の施設やサービスがどうか?
ということではなく、あくまで写真として表現されているか?が重要となります。
集客口としての違いについてはどうでしょう。
Facebookの有効な使い方は、ホームページなどの記事をコメント共にシェアするやり方です。長い文章は好まれませんので、触りだけを説明して興味を引き、ホームページへ誘導するというやり方が一般的になっています。つまり一概にFacebook対策を強化したからと言って集客につながらないのはホームページ側に問題がある可能性もあるのです。
これに対して記事ごとにリンクを設定できないInstagramは、Instagram内で簡潔することを良しとするSNSです。この制限が逆にInstagramの対策のみで集客が増加するという効果を生んでいます。
ですから結論、
私はInstagramの対策を強化すべきだと考えています。
もちろんFacebookでもいいのですが、多くのブライダル事業者はホームページに大きな課題を抱えていることが多い。同じ労力をかけるのであればInstagram中心をお勧めします。
-集客対策としてポテンシャルのあるInstagram。
事実、様々なブライダル事業者がInstagramのみで集客UPを実現しています。
一方でフォロワー数が伸びない事業者も大勢いる。
この違いは写真の質が原因になっていることが大多数。
Instagramの写真において重要なのは以下の3つです。
① 他では見たことがない写真
② 作りこまれすぎていないリアルな写真
③ それでいて簡単には真似できないオシャレさを兼ね備えている
しかし特に①は定期的に入手することが現状、非常にハードルが高いようです。日々お客様の許諾を取ったり、ブライダルフェア時に撮影する時間を確保できていない状態です。
しかしホームページの改修費用と比べたらお金も手間も断然かからない簡単な業務と言えます。ぜひ接客マニュアルに写真収集業務を加えるなどしながら、現場から良い写真が生まれる仕組みづくりをしていきましょう。
写真に加えて忘れていけないのが「ハッシュタグ」。
ユーザーはこれをキーに検索をします。「#プレ花嫁」「#卒花」等は有名ですね。しかしブライダル事業者にとって最も重要なことは自社の商品を検討している時期のユーザーを捕えること。
最近よく使われている「#2016秋婚」「#2017春婚」等、自分たちの挙式予定日を表現したハッシュタグ。これらは事業者にとって非常に有効なものです。ぜひ投稿の際の一つに加えることをお勧めします。またもう一つ投稿に載せていただきたい情報は、問い合わせ情報です。
① フェアやサロン来店にまつわる情報
② 予約電話番号
③ アクセス(位置情報含む)
これらを投稿一つ一つに記載することで、はじめて集客までつながります。
ぜひ試してみてください。
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