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ブライダルフェアをきちんと見直す

連載掲載:2017年8月

繁忙期の即効性のあるテコ入れ策はブライダルフェア

-2017年最後の繁忙期8月を迎えましたが、皆様、来館の初速はいかがでしょうか。

昨対で見たときに、やはり来館数の伸びがイマイチであるという結婚式場は多く「WEBで何をやったらいいの?」とご質問いただくケースも多々あります。

ゼクシィnetで言うと、私が拝見している限り、多くの結婚式場担当者がイマイチ伸びが悪い時にまずやるのがTOPページに表示されているフォトギャラリーの第1カセットを変更すること。これは非常にリスキーです。

先月、本連載で記載したやり方でレポートを読んだ時に「第1カセットに問題あり!」となった場合はもちろん有効ですが、多くの式場で最も問題の数値をたたいているのは「フォトギャラリー」と「ブライダルフェア」。

しかしフォトギャラリーの改善にはコツと時間が必要ですので、まず試していただきたいのがブライダルフェアの改善です。

即効性が高く当座の改善には最も労働対効果が高いと言えます。(つまり簡単ということです!)


ブライダルフェア改善でアップできる最高値は2割アップ

※写真はイメージです。実際に推奨する写真とは異なりますのでご注意ください。

ブライダルフェアの数値がエリア対平均に達していない場合、そこには多くの問題点が潜んでいるでしょう。

ただその改善で2倍3倍の効果が期待できるという者ではなく、私の経験上、全く対策ができていない結婚式場さんが対策した場合、約2割来館数が伸びる程度であるということは頭においていただきたいと思います。

フェアの改善時に、まずやっていただきたいのは、土日の代表フェアの競合比較。

なぜなら、ほぼすべての結婚式場のフェアPVはかなり土日に偏っているからです。

土日を改善することが来館数アップへの近道ですが、同時検討が多い会場との比較をしたときにまずはタイトルで比較をしてください。

【タイトルで比較すべき5つの要素】

①    模擬挙式・試食・試着の含有数

②    試食の食材の豪華さ

③    具体的な数字が記載された割引き情報

④    口コミNo1など真似ができない他者評価の有無

⑤    1件目来館を誘導する文言

 

これらの視点で勝敗表を作ったときに競合3社と自社がどの程度、勝てているのかを客観的にチェックしてみてください。

 


フェア文字数30文字に漏れたキーワードは詳細文に記載を!

※写真はイメージです。実際に推奨する写真とは異なりますのでご注意ください。

一方タイトルにはとても気を遣っているのにタイトルと一緒に表示される詳細文には全く気を遣っていない、という状態が散見されます。

特にスマホで一覧に表示される最初の49文字内にキーワードを記載することは非常に有効です。

というのも、ブライダルフェアの部分までたどり着いたユーザーは結婚式場検討をほぼ終えています。

花嫁は詳細のテキストを読みながら、最終、最も魅力的なフェアを選んでいきます。

「詳細文なんて見ないだろう、と適当に書いていた」そんなお声をよく聞きますが、ここにWEB担当者とユーザーの大きなかい離があるのです。

実は最後の一押しで非常に重要なフェア詳細

フェア詳細のテキストを細部まで読み込み、どのフェアがお得なのかをユーザーは知りたがっています。

一方、管理画面としてフェア詳細の登録をしていると、どうしてもコピーした内容で適当に埋めてしまう方が多いと思います。それではユーザーニーズとは離れてしまいます。

ではどうするべきなのか?

それは各フェアで "同じ内容のもの" "違う内容のもの" 明確に書き分けることです。

相談会と模擬挙式は毎回土日は同じものだが、

月に1度試食の内容をアップグレードしたフェアを実施している

この場合、試食の写真、テキストは詳細で全く違うものにしなくてはいけません。

一方、相談会と模擬挙式の内容は他のフェアと同じ写真、同じテキストで同じ内容であることを伝えるために敢えてコピーをします。

つまりコピーをするのは面倒だからではなく、同じ内容であることを伝えるためなのです。

支配人の指示するべきは、まず勝敗表を作らせること

どのように改善していくかのステップはご理解いただけたと思います。

それでは具体的にWEB担当者への指示についてお話ししていきましょう。

 

①先ほどの視点で競合3社との土日のフェアの勝敗表を作られせる。

→その時にタイトル、スマホ詳細の49文字までのテキストも一緒に添えるとよいでしょう。

その上で、フェアのラインナップとして競合とどのように違っていて競争力が持てているのかを一緒にチェックする。

③次に競争力が保てるフェアタイトルをWEB担当者に考案させる。

→その上で最後にフェア詳細の内容がそれをきちんと表しているかをできれば、

新卒など、まだあまり知識がない真っ新な方にチェックしてもらいましょう。

きっと新しい視点が見つかるはずです。

 

このようにWEBに関しては複数の人間が関わり合うことが重要です。

多くの式場でWEB担当者は孤独に管理画面と向き合っています。

ぜひ支配人自ら興味を持って、積極的にWEB担当者の仕事に関わっていってください。

そうすることでパフォーマンスも上がっていきます。

 

【まとめ】

支配人が取り組むべき重要項目

①    競合3社とフェアタイトルの勝敗表を作る

②    フェア詳細文の49文字をチェックする

③    「フェアに含まれるコンテンツ」の各フェアの差が明確にできているか、第三者にチェックさせる


   
   

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