連載掲載:2017年10月
-挙式繁忙月が続いていることと思います。
ここから11月末までは各結婚式場でたくさんの挙式が行われることでしょう。
その際に注目してほしい存在が、自社のスナップ写真です。
花嫁たちのインスタグラムの利用率が高まっていることにより、この季節は大量に自社のスナップ写真がSNSに投稿されます。
このスナップ写真、実は未対策の会場が非常に多い!
これが今後集客・成約に大きな影響を及ぼしてくると予想されます。
今回はWEB集客の視点からスナップ写真を紐解いていきましょう。
※写真はイメージです。実際に推奨する写真とは異なりますのでご注意ください。
撮影写真はお金も気を遣っているのにスナップ写真は放置状態‥
という結婚式場は意外に多くあります。
事実、この話をすると「うちのスナップはダサいんです・・・」と気まずそうにお答えになる集客担当の方が非常に多い!これはとても危険な状態です。
今や多くの花嫁が、口コミで答え合わせをするのと同じようにインスタグラムでも答え合わせをしています。
その視点は「素敵なのは広告写真だけ?それとも実際の結婚式も素敵なの??」というもの。
インスタグラム上に投稿されたいわゆる「卒花嫁」=結婚式実施済みのお客様の写真の質が判断基準となるわけです。
結婚式のスナップ写真はお客様がデータを手に入れた後に自分のアカウントで発信します。
そこでぜひ確認していただきたいのは「#結婚式場名」の一覧に並んでいる写真。
自社のインスタグラムばかりに気を取られているとこの存在を見逃してしまいますが、多くの花嫁はこれらのハッシュタグを頼りに式場の雰囲気を確認しています。
また「アニ嫁=アニヴェルセルで結婚式をするorした花嫁」や「TG花嫁=テイクアンドギブニーズ」「椿山荘花嫁=ホテル椿山荘東京」「がじょ花=目黒雅叙園」など独自の呼び名を花嫁が付けてコミュニケーションしている場合もあるので、これらも知っておくと良いでしょう。
そしてそのハッシュタグで検索してきて出てきたスナップ写真達が少なくとも
「広告写真に勝らずとも劣らない状態」になっていていないと、
集客・あるいは成約の段階で花嫁たちに見透かされてしまうというわけです。
※写真はイメージです。実際に推奨する写真とは異なりますのでご注意ください。
なぜスナップ写真が置いて行かれてしまうのか?
なぜ撮影写真に関しては熱心に戦略を立てたくさんの投資をするのに対して、
スナップ写真はテナントの業者任せ、という状態が続くのか?
それは意識の差もありますが、戦略の共有のなさも原因となっています。
では連動するとはどういうことか具体的にお話ししましょう。
【撮影】
チャペル前のガーデンでのフラワーシャワーを撮影
【スナップ写真】
フラワーシャワーを実施するときは撮影と同じ構図で撮る
つまり撮影と似たスナップ写真がわざとたくさん生まれるように企画するのです。
画角を固定することではじめて「撮影写真と同じように素敵!」が実現されます。
ですから新しい撮影をしたら、テナントの撮影業者にその写真を実施行でも撮れるように導線などの企画をするように指示をしてください。
もう一つ事例を紹介しましょう。
【撮影】
雰囲気の良い渡り廊下で前撮り風のイメージ写真を撮影
【スナップ写真】
同じ構図の写真が撮れる前撮りの商品を作る
当日のお仕度などの導線に組み込めなければ前撮りで、その商品を作ってしまうというのも一つの手段です。
クオリティが高いイメージ写真であれば、「その写真を撮るのが憧れだった」「その写真を撮りたいからこの結婚式場にした」という声も実際に上がってきます。
一方でこれは撮影業者さんがまるでSNSをわかっていらっしゃらないな、と感じる写真が量産されているケース。この事例もご紹介しましょう。
・親戚・友人とのカメラ目線の集合写真をひたすら撮影している
→自然な表情で談笑しているシーンなどがない
・背景に気を配っていない
→例えば非常口、マイクの配線など
・ウェルカムスペースなどお客様がオシャレに飾り付けた場所
→すべてが写真に納まることを最優先に引きばかりの画角で撮影する
これらはSNSにあげたいクオリティとは言えず、オシャレな花嫁であればそもそも投稿しない、という選択肢も起こり得ます。
しかしフォロワー数が少なくお友達に見せる感覚で投稿する花嫁もいるため「#結婚式場名」などでクオリティが低い写真がたくさん投稿されるという現象も多々起きているのが昨今です。
これらはスナップを戦略的に企画し直すことにより回避できます。
「コンサルティング&撮影&スナップ戦略」についても私自身、取り組み始めましたので、ご興味ある方は是非お問合せください。
【まとめ】
① インスタグラム上に投稿されているスナップ写真のクオリティをチェック
② 撮影と一緒にスナップ写真も企画する
(囲み終了)
WEB担当者にオススメ!
ー 私たちはSDGsに取り組んでいます ー
© SoZo Inc. All Rights Reserved.