連載掲載：2016年3月

－2016年の繁忙期も終わり、今年の集客について明暗が分かれてきている現在。

何とか今週末の集客をあと2，3件でもアップさせたい！

そんな切実な願いを抱えられている式場関係者の方々も多いと思います。

そんな方々にぜひ注目して実践いただきたいのが

「ブライダルフェア」にフォーカスしたWEBマーケティング。

来館アップに即効性があり、かつ学びやすいのでWEB初心者にもおすすめ。

そんな「ブライダルフェア」のノウハウについて今回は詳しく解説していきます。

－「ブライダルフェア」がなぜ大切か？

それはWEBにおいて最も来館しやすいお客様が集まっている場所だからです。

通常お客様は、多くの式場の中から「写真」「価格」「口コミ」などの

式場自体の魅力をキーに5～10の気になる式場をピックアップしていきます。

その上で、今度は5～10式場の中で

例えば今週末のブライダルフェアを「イベント」として見比べます。

そして２～３のフェアに予約を入れていくのです。

つまり１０会場の今週末のフェアがそれぞれ４件あるとすれば

４０フェア中のベスト３に入らないとフェア予約は獲得できない！

それがブライダルフェアのWEBにおける競争です。

－ここで重要なことが一つ。

多くの式場検討段階では「写真」が重要と言われてきましたが、

ブライダルフェアにおいては圧倒的にタイトルが重要となります。

それはユーザーがイメージよりもイベント内容に注目しているから。

「なんだ！フェアのタイトルなら既に色々工夫してるよ」

そう感じた方、以下のタイトルをご覧ください。

【無料】模擬挙式＆試食フェア

 よく見るタイトルですが、

今の時代はこのタイトルでは４０分の３には入れません。

まず漢字が多いのでパッと見の視認性に欠けます。

そして多くのウェディングWEB媒体では、

「模擬挙式」「試食」「無料」等はアイコンで表現されているため、タイトルでの新しい気づきはありません。

では以下のタイトルはどうでしょう？

【無料】チャペル模擬挙式＆シェフ特製コース料理試食フェア

 先ほどよりは少し具体性が上がりました。しかし新たに加えた「チャペル」。

和婚会場でない限りチャペルでやるというのは当たり前の情報です。

「シェフ特製」もシェフが心を込めて作らない料理はないので

「コース」という部分だけが新しい情報。

 先ほどのタイトルよりは雰囲気は楽しげになったものの「中身」がない情報で文字数が埋め尽くされています。

では以下のタイトルはどうでしょうか？

【無料】東京タワーが見えるスカイチャペルでの模擬挙式＆神戸牛付きコース試食フェア

模擬挙式をやる場所はただのチャペルではなく、東京タワーが見えるスカイチャペルです。

これは式場の大きな強みです。

またコース試食にも「神戸牛」を加えて非常に訴求力があります。

誰もが高級と認識できる食材は大きなユーザーメリットとなることから、

このタイトルなら４０フェア中３位に食い込める可能性が高いと言えます。

－３つのタイトルをご紹介しましたが、3つ目のタイトルを現場のWEB担当者が意図して作るためには「キーワード」を使いこなす必要があります。

ではそのキーワードを一挙にご紹介しましょう。

①    イベント内容に関するもの

　例）模擬挙式／試食／試着／チャペル体験／前撮り体験など

②    金額などメリットに関するもの

　例）無料／半額／○万円相当／フォアグラ／○○牛ステーキ

③    他社からの評価

　例）大人気　／　人気No1　／　口コミNo1

④    季節などの限定感

　例）桜を見ながら／クリスマス特典／　GW特別企画／○組限定　／　スペシャル

⑤お客様の気持ちを代弁

　例）初めての見学でも安心／なりたい花嫁／イチからわかる

これらのキーワードを一つのタイトル内に3つ以上、できれば5つくらい

入れられると簡単に魅力的なタイトルを作ることができます。

ぜひチャレンジしてみてください。

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