連載掲載:2016年7月
-ゼクシィnetは、ほとんどの式場さんにとって今や欠かせない集客口。雑誌の効果が薄れる中、ネット媒体の担う役割は年々増加しています。
しかし複数の媒体やホームページに鮮度のある情報を入力するのは大変!中には一括入力のシステムを使用しながら対応している式場も増えていると聞きます。しかしこの対策、本当に集客UPを目指すのであれば正直あまりお勧めできません。
-その理由はユーザーのインターネット上の情報収集ニーズにあります。ネットユーザーの多くは圧倒的認知度を誇るゼクシィに到達。まずはここから式場探しをスタートするという流れが王道です。
しかし、ある程度ゼクシィで式場情報を見ると今度は
「この式場良さそうだけど、もっと他に写真ないのかな?」
とさらなる写真を求めてゼクシィをいったん離れます。
これは「料金プラン」や「ブライダルフェア」でも同じ。もっとお得なプラン、もっと魅力的なフェアを求めてゼクシィ以外のサイトを訪れるのです。
-しかし式場の入力状況はどうでしょうか?
多くの式場の対策は「ゼクシィnetに一番多く情報を掲載している」というもの。これではユーザーの「もっとたくさん写真を見たい」「他にもお得なプランを見たい」というニーズと逆となり、プラスαの集客を他媒体から勝ち取ることはできません。
こんな話をすると「掲載する情報がないんです…」そんな皆様の悲鳴が聞こえてきそうです。情報量と一口に言っても、それぞれの情報でコツがありますので一つ一つ紹介していきましょう。
-広告ビジュアルとして掲載する写真と言えば撮影した写真と思いがちですが、
今のユーザーは広告写真以外のリアルな写真を求めています。
その証拠に今話題のソーシャルであるInstagramでは
「#プレ花嫁」「#卒花」などで発信、検索をしています。
広告ビジュアルだけではイメージが沸かないユーザーが実際の写真を求めて様々な情報収集をしているのです。ゼクシィは20カセットまでしかフォトギャラリーに登録することはできませんが、それ以上の枚数をリアルなカップル写真を使って他媒体やホームページに載せることをお勧めします。
プランはとにかく安く見えるものがいいと思われがちですが、今どきのユーザーはもっと賢くなっています。必ず必要になる料理や挙式、ドレスなどが含まれいなくて総額が安くなっているものはすぐにバレてしまうのです。
それよりも苦心すべきは「項目の網羅性」+「お得なプレゼント要素」。
必要なものがすべて入っていて、さらにドレスが10万円OFFになっていたり、スナップ撮影が入っていたり。今どきのユーザーが必ずほしい!と思うものが少しお得になっていることがポイントです。
その上で、媒体ごとに少しずつ特典を変えた「媒体限定プラン」「ホームページ限定プラン」を作成すればゼクシィに載っていなかったものをユーザーが見つけやすくなります。
-ここで注意したいのはフェアです。
写真やプランのように数を増やす対策をしてしまうのは絶対NG。
実はフェアだけはゼクシィnetが最もフェア数をたくさん収納できる作りになっています。
それに対して他媒体はフェアをたくさん載せるのに適していない作り。むしろ人気のないフェアは削いで入力するのが正しい対策です。
ここを誤ってしまうと、対して魅力のないフェアにページビュー数が分散し、本当に魅力的なビックフェアが埋もれてしまうという現象を起こしてしまいます。
ではどうプラスαするのがいいのか?
それはタイトルの工夫です。
ゼクシィはブライダルフェアのタイトルは30文字以内で表現できることが非常に限られています。それに対して例えばマイナビウエディングは100文字まで入力することが可能です。またホームページも文字数制限が30文字以上の式場も多くあるのではないでしょうか。
文字数が増えれば魅力をプラスαして表現することができるのでゼクシィ以上のブライダルフェアを作成可能。ゼクシィでは決めかねていたユーザーの背中を後押しすることができるようになります。
ぜひ魅力あふれるフェア名を考えてみてください。
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