連載掲載:2016年12月
-WEBに強いプランナーを育成するために2016年5月開講した日本初のブライダル専門のWEB集客スクール「ウェディングWEBカレッジ」を企画・運営しているSoZo株式会社。
1期生が卒業し、目下、「ウェディングWEBプランナー」資格試験に向けて励んでいただいています。
同校の中でも質問に多くいただいていたのが「ホームページは何が正解ですか?」というもの。
一度これが良い!と思ってフルリニューアルし改善しても、それ以上伸びない。
これ以上どうするのが正解なのか?ということをよく聞かれました。
※写真はイメージです。実際に推奨する写真とは異なりますのでご注意ください。
ホームページを語るときに切り分けなくてはいけないのはほた「器」と「中身」です。
「中身」とはいわゆるコンテンツのことで、
例えば「写真」「料金プラン」「ブライダルフェア」等にあたります。
これらの良し悪しがホームページの反響数にかかわるのは言うまでもありません。
それに対して「器」とはサイトの作りのことを言います。
例えば「サイトのデザイン」「ボタンの位置」「写真の見せ方」等、機能的なものを指します。
ゼクシィnetをはじめとするWEB媒体はこの「器」の部分を媒体側が最適な状態に常に改良を加えているので、
式場側は「中身=コンテンツ」を魅力的に見せることに集中できます。
私が「集客を増やしたいならまずは媒体の最適化から取り組むべき!」と繰り返しお伝えしている理由もここにあります。
※写真はイメージです。実際に推奨する写真とは異なりますのでご注意ください。
熱心な担当者ほど、競合のホームページを参考にしたり、いろいろ研究するものですが、
実は「器」の部分はブライダル業界の事業者のホームページを見ていてもヒントを得られることは少ないでしょう。
それよりも今、20代から30代の女性が日常的に見ているメディアを見て、違いを理解するべきです。
例えば最近最も伸び率があるメディアと言えばInstagram。
ここの写真表示のやり方はとても参考になります。
スマホにおいて写真の表示サイズ、3列の並べ方などはホームページでもフォトギャラリーに応用できます。
式場のホームページは当たり前ですが、日常的に見るものではありません。
だからこそ、普段から慣れているWEBサイトと操作性に似ている方が迷うことなく使いこなせるわけです。
また最近は写真が大きく見れることも当たり前の操作性になってきました。
タップして拡大表示ができるなど、普段できると思っていることができないと、ユーザーはストレスを抱えます。
写真戦略は結婚式場にとって非常に重要な要素であるだけに、使いやすさは追及しておきたいものです。
またウェディングと考えるとデザインにもこだわりたい!
そう考えてたくさんのデザイン的装飾を施したものにされている式場のホームページをよく見ます。
これも今やNGです。
多くの20代女性が見ている情報サイトは今、文字と写真を目立たせるためにほとんど装飾をなくしています。
その方が写真が美しく大きく見えるし、内容に集中してもらえる利点があるからです。
「ウェディングは高額商品だから、それでは安っぽく見えてしまうのでは?」そんな質問が来そうですが、大丈夫です。
写真の中身が既に美しいものになっていれば、サイトのデザインでそれをさらに装飾する必要がありません。
むしろそういったホームページは古臭く感じられてしまう、ということを覚えておきましょう。
特に注意したいのはスマホです。
スマホの狭い領域の中でデザインが多いと1画面に収まる情報が少なくなります。
また少し専門的なことになりますが、文字情報を未だに画像データで作っているホームページもよく見ます。
これはSEO上、とても非効率的です。
文字のフォントの装飾も最近はあまり主流ではありません。
この辺りも一度専門家に依頼して見直してもらうとよいでしょう。
※写真はイメージです。実際に推奨する写真とは異なりますのでご注意ください。
本連載でも何度かお伝えしていますが、基本的にホームページを見るユーザーは既にゼクシィnetを見ています。
その上で、ゼクシィだけではわからない「何か」を求めてホームページにたどり着くというのが一般的な流れです。
ですから例えば写真の枚数はゼクシィ以上であることが望ましいですし、
載っていない+アルファの情報がなくてはいけません。
さらに「料金プラン」もゼクシィ以上の例えば「ホームページ限定プラン」等を期待して訪れるユーザーもいるでしょう。
ホームページはとても難易度の高い集客施策です。
媒体からの集客がエリア平均を超えていないという状態であれば、
まずは媒体の改善から取り組むことをお勧めします。
なぜかと言えば、「中身」の最適な情報の精査は媒体でまず試したほうが効率的だからです。
自社の効果的な「中身」が見つかった状態からホームページへ目を向けることが非常に重要と言えます。
WEB担当者にオススメ!
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